健康診断のための採血って「なんで病気でもないのに注射しなくちゃいけないの?」と憂鬱になる人も多いですよね。だからといって健康診断を先延ばしにすると重大な病気の早期発見を見逃してしまいます。そんなジレンマを解消してくれる、トイレで排尿するだけでその成分を分析、健康診断を配信してくれるトイレセンサーの開発が進んでいます。
ユーザーはトイレで排尿するだけ、負担ゼロ
このトイレセンサーでは、健康診断に対する負担がほぼゼロといっても過言ではありません。痛い注射も、面倒な尿検査スポイトの使用もありません。普通のトイレで普通に排尿するだけで、その成分をセンサーが分析してくれます。
センサーは後付け式で水たまりの尿成分を解析
SYMAXのトイレセンサーは後付け式です。大掛かりな工事やトイレの交換は必要ありません。便器内の水たまりに差し込むセンサーと、水タンク横に設置する発信機が主な部品です。
センサーは便器内の水たまりに排尿された成分を分析し、発信機からクラウドデータベースに送信、スマホやパソコンから参照できます。
糖尿病や痛風などの生活習慣病の早期発見に
このSYMAXのトイレセンサーで発見できる疾患は他の同様の機器と比べて桁違いに多いそうで、糖尿病、痛風、高血圧・心疾患リスク、感染症などのスクリーニングやモニタリングが可能で、生活習慣病の86%を発見できるといいます。
特に自覚症状が出にくく発見が遅れがちな糖尿病でも、完全に治すことができるほどの早いフェーズで感知することができるためかなりの効果が見込めます。
2016年夏頃の製品化を目指す
現在のところ明確な予定は立っていないようですが、SYMAXでは2016年夏頃の製品化を目指して開発中とのことです。
家庭への導入はかなり高価な買い物になってしまいますが、病院や施設で一回980円でサービスを提供する計画もあるそうです。まずはそちらで一度試してみたいですね。
その他の健康管理に関する新しいデバイス紹介記事
http://h-gadgets.com/medstartr-successful-projects/
http://h-gadgets.com/looncup/