2018年9月21日に発売されたApple Watch Series 4。ケースの大きさに対する画面の大きさが30%ほど大きくなり、より見やすくなりました。そのほかにどのような点がSeries 3と比べて進化したのか、比較してみたいと思います。
基本情報
メーカー | Apple |
---|---|
発売 | 2018年9月 |
GPS + Cellularモデル | 56,800円(税別)から |
GPSモデル | 45,800円(税別)から |
series 3は2017年9月に発売されていたので、ほぼ1年越しの後継機種発売となりました。
当時、series 3の価格はGPS + Cellularモデルが45,800円、GPSモデルが36,800円だったので、それぞれ約1万円ほど高くなっています。
円相場はあまり変わっていないので、物価の上昇と機器本体の性能に対する値上げだと思います。
計測可能項目
計測機能 | |
---|---|
歩数 | ◯ |
活動量 | ◯ |
脈拍数(心拍数) | ◯※電子心拍センサー搭載 |
最大VO2(最大酸素摂取量、VO2MAX) | – |
睡眠記録 | ◯(サードパーティアプリ使用) |
標高 | ◯ |
GPS | ◯ |
着信通知 | ◯ |
その他のスマホ連携機能 | 着信、カレンダー表示、テキスト受信、クイック返信、天気予報など、電子マネー決済、転倒検出 |
基本的な機能はseries 3の頃にすでに成熟していて、主な違いはありませんが、心拍センサーが新しいセンサー方式になりました。
それは、「第二世代と同じ光学式心拍センサー(背面)と電気心拍センサー(背面と側面ボタン)を併用」する方式です。series 3では背面の光学式心拍センサーのみでした。背面に2つ、側面に1つの3つのセンサーでフォローされる形になります。
これにより、従来の心拍数だけでなく、Digital Crown(側面のボタン)を30秒間抑えた時に心電図を記録することができます。その心電図から心臓が正常なパターンで鼓動しているかどうか、重大な合併症につながる兆候がないか、と分類することができるといいます。
しかし!!
残念ながら、この心電図を計測する昨日はしばらくはアメリカ国内のみでのサービス提供となり、日本では使えません。
もちろん新しいセンサーでの心拍測定は可能ですが、アメリカ国内では目玉の機能としてアピールされていたこの心電図機能が使えないのは残念としか言いようがありません。
その理由は、心電図の作成は医療機器の扱いにあたり、アメリカ以外の国では承認が下りていないためです。今後順次そのあたりの準備が整うことを期待したいですが、Appleはこの点に関して「日本での展開は現時点でお伝えできることがない」と言っているようです。(出典:ビジネスインサイダー)
そのほかに進化した点としては加速度センサーの進化があります。これにより、ユーザーが転んだり転落してしまったりした際にアラームを出し、そのまま1分間端末を操作しない場合に緊急通報が発せられる「転倒検出」機能が備えられました。不慮の事故や発作の際、Apple watchがユーザーを助けてくれるかもしれません。
ビジュアル情報
ビジュアル | |
---|---|
ディスプレイ | カラー液晶 |
操作方法 | タッチスクリーン |
見やすさ | ★★★ |
稼働時間 | 約18時間 |
防水 | 50メートル |
重さ | 不明 |
大きさ | 44mmケース、40mmケース |
女性向け | ★★★ |
カラー展開 | 全6色 |
ビジュアル面では、本体サイズに対する画面領域が広がり、より見やすくなりました。その分なぜか本体サイズが一回り大きくなっていて、小さいサイズの40mmケースがseries 3での大きいサイズ42mmケースとほぼ同じ画面サイズです。
また、厚さが0.7mm薄くなりました。
ソフト面ではデュアルコアS3プロセッサから64ビットデュアルコアS4プロセッサになり、最大2倍の処理速度に上がりました。
ただ、稼働時間は約18時間のまま変わっていません。睡眠記録をとりたい場合などは充電のタイミングがとれませんので、ネックになる場合はFitbitなどのスマートウォッチを検討したほうが良さそうです。
防水も変わらず50m防水です。水泳や雨天でも使用できます。
データ管理
データ管理 | 対応 / アプリ名 |
---|---|
Android | – |
┗ Google Fit | – |
iPhone | ◯ |
┗ Health Kit | ◯ |
PC | – |
Apple watchはandoroid携帯では使用できません。
まとめ
Apple watch series4がseries3より進化した主な点はまとめると以下の通りです。
- 本体に対する画面の大きさが大きくなった
- 本体のサイズが大きくなった
- 電子心拍センサーになった、加速度センサーが進化した→転倒検出が利用できる(アメリカでは心電図記録ができる)
- 処理速度が最大2倍
正直・・・大きな進化はないように思います・・・。
watchOSの進化に伴い高い処理速度が必要になることは明白なので、新たにApple watchを買おうとする方はseries 4を購入して損はないと言えます。
また、転倒検出は九死に一生を得る可能性を秘めた機能です。自分に何かあった際の保険としてはもちろん、心配な家族に持たせてあげるのも良いかもしれません。