Fitbit Inspire HRは軽くて快適

2019年3月に発売されたFitbit Inspire HRを購入しました。それまで使っていたFitbit Alta HRとの比較を含めて、レビューします。

とにかく軽くて着け心地が良い

Fitbit Inspire HRの重さは18g。Fitbit Alta HRより5g〜10g程度軽くなっています。Fitbit Alta HRも十分に軽く、着けていて腕が疲れる感覚はほとんどなかったので、この重さの違いにはあまり期待していませんでしたが、実際につけてみると驚くくらい軽く、Alta HRよりも更に装着のストレスがありません。形状が少し平べったくなって重さが分散されるようになったのか、この装着感の違いは大きな驚きでした。

Fitbit VersaやApple Watchなど、Fitbit Inspire HRよりも高機能なスマートウォッチは沢山ありますが、装着感やファッションアイテムとしての主張の控えめさという点ではInspire HRはかなり良いプロダクトです。

iOSでメッセージアプリ以外の通知を見れるようになった

Fitbit Alta HRでは、iOSの場合メッセージアプリと電話アプリの通知は受け取ることができましたが、それ以外のサードパーティアプリの通知は受け取れませんでした。Inspire HRではサードパーティアプリの通知も受け取れるようになり、スマートウォッチとしての便利さが上がりました。Alta HRの時同様、日本語の場合はたまに表示できない文字があったりしますが、基本的には問題なく使えています。それでもApple Watch等と比べると、返信ができなかったり、Watchアプリは動かないなど出来ることは限られますが、個人的には時計で細かな操作をしたいとは思わないので、通知が見れるだけで充分です。

なお、使い始めた当初、通知がうまく届かない現象に悩まされていたのですが、Fitbitアプリの方で古いAlta HRとの接続を解除してからは、今のところちゃんと通知が届くようになりました。

健康管理のための機能はあまり変わらない

アクティビティトラッカーとして出来ることはFitbit Alta HR、あるいはその前に使っていたCharge HRシリーズから基本的に変化はありません。脈拍だけでなく心電図やその他の生体情報も取れれば嬉しいのですが、残念ながらこの点での進化はありません。

結論

Fitbit Alta HRを使っていた人間の感覚としては、Alta HRがより快適/便利になった「アップデート版」という印象です。新しく健康管理のためにスマートウォッチ(フォットネスバンド/トラッカー)の購入を検討しているのであれば、軽くてスタイリッシュな、悪くないデバイスだと思います。

一方で、すでにフォットネスバンド/トラッカーを所持している場合は、買い替えるべきかどうかは人によりそうです。スマートウォッチとしての利便性あるいは装着時の快適さを求める場合は悪くないと思います。逆に健康管理的な視点での改善を期待/重視する場合は、次のデバイスの発表まで様子を見た方が良いでしょう。

個人的には、あまり期待をせずにAlta HRから買い替える形になりましたが、装着感の改善とスマートウォッチとしての高機能化という点で、満足の買い物になりました。