iOS 8でHealthKitが登場してからもうすぐ1年が経過する。iPhoneやApple Watchからも、脈拍や歩数などの一部の生体データは測定・集積していくことができるが、体温や体重、血圧など、健康管理をする上で重要なこれらのデータは、iPhone / Apple Watchからは測定することができない。そこで、HealthKitに対応した体温計・体重計などの測定デバイスの登場が期待されている。2015年8月現在の対応機器について調査した。
体温計
いち早くHealthKit対応を謳って話題となった体温計として、Swaive Thermometerがある。USではApple Storeから$99で購入することができるが、残念ながら日本国内では発売されていない。
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日本国内で購入可能なHealthKit対応が謳われている体温計としては、A&DのBluetooth対応体温計UT-201BLEがある。iPhone 4S以降(当然ながらHealthKitを利用する場合にはiOS 8へのアップデートが必要となる)に対応し、値段は約7,000円(2015年8月現在)と、体温計としては若干高め。
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オムロンの婦人体温計MC-652LCも、Bluetooth対応で専用のiPhoneアプリに計測データを送信することができる。値段は約2,700円とリーズナブルだが、残念ながら現時点ではHealthKitには対応していないようだ。将来、専用アプリがHealthKitに対応することを期待したい。
体重計
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A&DのUC-352BLEは体温計のUT-201BLEと同様、Bluetoothに対応し専用アプリを通じてHealthKitにデータを記録可能。値段は約11,000円。
国内メーカーの体重計では、タニタの体重計のいくつかがBluetoothに対応。こちらはAppleストアでも販売されているが、現時点ではHealthKitには対応していない模様。こちらも将来、アプリがHealthKitに対応することを期待したい。なお、タニタ製品の場合、iPhone対応の製品とAndroid対応の製品が分かれていることがあるため注意が必要だ。
2015.12.22追記: TANITというサードパーティアプリを使うと、タニタの体重計で計測したデータをiPhoneのヘルスケアアプリに転送することができるようになりました。
http://h-gadgets.com/tanita-apple-health/
体重計についてはこちらの記事も参考にしてください。
http://h-gadgets.com/tanita_rd_902/
http://h-gadgets.com/withings_smart_body_analyzer/