Apple Watch 発売から3ヶ月
Apple公式からのApple watch販売台数は未だ発表されていませんが、対応アプリ数はアプリストア情報データベースApp Annieが不定期に発表しているデータをもとに考察していきたいと思います。データには日本語未対応アプリも含まれます。
4月下旬発売当初 約3,000本
4月22日の発売直後に発表されたデータによると対応アプリは3,061本で、その12%が仕事効率化アプリで最も多く373本でした。ヘルスケア・フィットネスとライフスタイルがそれぞれ7%でした。
6月初旬、発売から約1ヶ月後 約6,000本
発売後約1ヶ月、6月8日に発表されたデータによると対応アプリは6,352アプリで、アプリ数が倍増していることがわかります。そのカテゴリーの分布は多い順に以下の通りです。
- ユーティリティ(12%) – Calcbot(計算機)、iSafe PRO(高機能パスワード付きフォルダ)、Dreamdays(日付カウントダウン)など
- ゲーム(10%) – Real Racing 3(レース)、Modern Combat 5(銃撃)、たまごっち(育成)、Minecraft Skin Studio Encore(イラスト)など
- 仕事効率化(8%) – Evernote(高機能メモ)、Keynote(書類作成管理)、Keeper(パスワード管理)、Timesheet(作業時間記録)
- ライフスタイル(7%) – ヤフオク(オークション)、amazon(買物)、Tinder(友人探し)、Day One(日記)、Koyomi(カレンダー)
- ヘルスケア・フィットネス(7%) – COCOLOLO(ストレス判定)、Runtastic PRO GPS(ランニング記録)、Strava Running and Cycling(ランニング記録)、7 Minute Workout Challenge(トレーニング)
ユーティリティ、仕事効率化、、ゲーム、ライフスタイルではニュースの通知のみの対応が多いようです。メモや商品の検索といった機能もあるようですが、小さなApple Watchの画面で操作するよりはiphoneを出したほうが早い・・・という意見もチラホラ聞こえます。ゲームではニュースの他にアイテムの入れ替えやマップ確認など、iphoneのサブ画面として利用できるようなものが複数ありました。たまごっちのような放置育成ゲームは手軽さ、大きさ的にApple Watchとの相性が良さそうなものの、他の追随は未だ出てきていません。
7月中旬現在、ついに大台、1万本突破
7月のデータはApp Annieから発表されていないので詳しいデータはありません。が、iphoneのApp Storeで「Apple Watch」と検索することで現在の対応アプリ数を調べることができます。その結果、
10,064本のアプリがヒットしました。ついに対応アプリ数が1万を突破したのです。App storeには100万超のアプリが登録されていますので、これでやっと1%ということになります・・・というと若干スケールがダウンしましたが、好調なスタートダッシュだったと言ってよいのではないでしょうか。
まとめ
watchOS 2の発表、予約なしの店頭・ネット販売開始と落ち着いてきたところに少しずつ次のステップが見え始めているApple Watch。超小型カメラが搭載された次世代の噂までありました。まだまだ開発側も使う側も手探り状態ですが、このままみんなで右往左往しながら新しい未来を創っていくのが面白いのではないでしょうか。