究極のウェアラブル!姿勢、消費カロリーを計測する「スマート肌着」をグンゼが共同開発中

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もはやウェアラブルというかウェアそのもの、姿勢や消費カロリーを計測できる「肌着」を繊維大手のグンゼとNECが共同開発しており、2016年1月の「ウェアラブルEXPO」に出展しました。

布の中のスマート繊維がユーザーの姿勢、消費カロリー、心拍数を測定

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グンゼの技術で背中、胴体に一周するように配備された電導性繊維が感知したデータを、胸部分に取り付けられたNECの端末が収集、スマホに転送するこの「スマート肌着」。
ユーザーの姿勢、消費カロリー、心拍数を測定可能です。
その革新的な電導性繊維はニット素材になっており、ユーザーの動きを阻害しないどころかしっかりフィットし、常に計測することができるようです。

一部の機器部分を取り外して洗濯OK

NECの端末部分を取り外すとそれ以外の部分は洗濯OK。通常の肌着と同じ感覚で、フィットネス後の汗をしっかり洗濯することができます。

ウェアラブルというか、もはやウェア

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「ウェアラブルEXPO」に出展したそうですが、これを「ウェアラブル」というのは若干の違和感があります。肌着はウェアですから、ウェアラブルなのは当たり前ですよね。
ウェアラブルのスマート端末というと大きめの腕時計のようなものだったり、ネックレスやヘッドセットであったりと体に何かを取り付ける負担が拭えないものですが、これなら通常の肌着感覚で何の不自由もなく使用できそうです。
ウェアラブルのその先、「もはやウェア」の領域に達しているといえるのではないでしょうか。

商品化に期待

このスマート肌着は現在開発中で、グンゼは、まずグンゼの子会社のスポーツクラブに今年の年末に導入すると発表しています。
今後の一般ユーザーに向けた商品化に期待していきたいと思います。
参考リンク、画像引用元:2016年01月06日ニュースリリースグンゼがNECのIoT技術協力で衣料型ウェアラブルシステムを開発(PDF:323.2 KB)