Fitbit Charge HRを購入し、実際に1ヶ月間、なるべく装着した状態で生活をしてみた。良かったこと、期待と違ったこと、今後期待したいことなどが見えてきたので、ここで改めてレビューしてみたい。
2016.08.23追記: 使って半年のレビュー記事も追加しました。
http://h-gadgets.com/fitbit-charge-hr-6-months-review/
なぜFitbit Charge HRにしたのか
数あるアクティビティトラッカーやスマートウォッチの中から、今回Fitbit Charge HRを選んだ理由は下記の通り。
- バッテリーの持ちが良い
- 軽い
- 主張しないデザイン
脈拍数や活動量は、Apple Watchなど一部スマートウォッチを使っても計測・記録可能だが、スマートウォッチはバッテリーの持ちや重さの問題から、就寝時も含めて24時間つけておくことが難しい。体調をモニタリングする上では、睡眠中も記録をしておきたかったので、上記の条件を最も満たしているFitbit Charge HRを試すことにした。
1ヶ月間使ってみてのレビュー
良かった点
- つけておくだけで良いので、面倒臭くない
- デザインも悪くない
- 自分の行動が無意識にトラッキングされているのは面白い
風呂やプール、充電時を除いて基本的に24時間、腕に巻いておくだけであとは自動的に(定期的にスマホのアプリの起動が必要だが)データが溜まっていくのは、負担が少ない。普段の生活の中はもちろん、トレーニングにおいても自動的にトラッキングされていることの便利さを感じる。トレーニングの開始前にデバイスを装着して、スイッチを入れてトレーニングをし、トレーニングが終わったらデータを記録して…という手間がないのは嬉しい。
何より、睡眠の質、運動・トレーニングによる負荷状況が、可視化され、記録として残ってあとで見れるのは、結構面白い。
悪かった点
- 今の所自分自身の行動に変化はなし
- 脈拍だけでは、体調の変化はわからない
- Apple Healthに対応して欲しかった
データが記録され、どのような変化があったかが把握できるようになるのは面白いが、残念ながらそれを見て自分自身の行動を変えるには至っていない。言い切ってしまえば、まだ「健康に役立てる」ことはできていない。
あるとすれば、「今日は睡眠の質が悪かったので少し体力を温存しよう」程度だ。簡単に言えば、データを見たところで、自分の行動をどう変えれば良いか、がわからないからだ。血糖値や体温などが見れるようになれば、それを見て行動が変わりそうではあるが、脈拍と活動量だけでは行動を変えるには不十分なように感じた。
また、今すぐに困る問題ではないが、将来的なことを考えるとApple Healthに対応して欲しかった。
結論
トレーニングをする人向けの24時間装着できる端末としては、悪くないし、生体情報を可視化して見れる、というのは純粋に面白い。
ただし、体調管理(体調異変の検知や、これを使って体調不良を未然に防ぐ、など)目的では、まだ現時点では不十分だというのが正直な感想だ。今後、センサーの充実と解析機能の充実を期待したい。
今後期待したいこと
- さらなるセンサーの搭載/不整脈検知など、体調異変の検知
- バッテリーの改善(5日でも、まだ短い)
- 軽量化・装着感の改善
前述の血糖値や体温、血圧なども測定できるようになれば、一気に「行動の変化」につながりそうだ。また、脈拍だけでも不整脈検知などができるようになれば、これを使って健康に役立てることができそうだ。
バッテリーは一度の充電で数日間もつのは及第点ではあるが、理想を言えば1か月くらい持つようになってくれたらなおベターだ。数日間単位だと、充電を忘れて出先で電源が切れてしまうことが何度かあった。
重さ、装着感も決して悪くはないのだが、寝ている時に僅かに違和感を感じることはあるので、これも今後のモデルで改善されていくことを期待したい。
続編記事
http://h-gadgets.com/fitbit-charge-hr-6-months-review/
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