食べる?塗る?今さら聞けない「ココナッツオイル」の使い方とそのメリット・デメリット

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ココナッツオイル、最近よく見かけるような気がしませんか?でも実際、何なの?食べるの?塗るの?何が普通のオイルと違うの?・・・というわけでそのココナッツオイルの食べ方、使い方のメリットとデメリットをわかりやすく解説します。

ココナッツオイルはココナッツミルクを煮て作る

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ココナッツの実の中にはココナッツジュースが入っていますよね。タイなど東南アジアでは実にストローを挿してその中のジュースを飲むのがよく売られています。リゾートっぽいです。
そのジュースの周りの部分は白い果肉があります。それをミキサーで撹拌し、絞ったものがココナッツミルクです。
そのココナッツミルクを火にかけるとココナッツオイルが分離します。これは実は家庭でも作れるようで、クックパッドにはココナッツミルクからココナッツオイルを作るレシピが投稿されています。(参考リンク1)

ココナッツオイルの特徴

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  • 飽和脂肪酸 → 冷えると固まる
  • 中鎖脂肪酸 → コレステロールを下げる、脂肪が蓄積されず、すぐエネルギーになる
  • 50%がラウリン酸 → 抗菌作用
  • 酸化しにくい → 発がん、老化に繋がる害がない
  • 分子量が小さい → 保湿効果

ココナッツオイルを食べるメリット

ダイエット効果

通常使っているサラダ油やごま油と置き換えることで、それらよりも早く代謝が活発な肝臓へ送られてエネルギーになるためダイエット効果が見込めます。

風邪の予防効果

また、ラウリン酸による抗菌作用が免疫力を高めます。ラウリン酸は母乳にも含まれている成分で、赤ちゃんを外気の病気から守っていると考えられている成分です。

生活習慣病の予防

ココナッツオイルは他の油に比べて酸化しにくい性質も持っているため、長期間保存しながら使用することができ、また、炒め物など加熱にもお勧めできます。逆に、えごま油やシソ油など健康に良いとされるオメガ3の油では炒め物にするとその熱で酸化してしまい生活習慣病の元になってしまいますので、それらの代わりに使用すると良いでしょう。

ココナッツオイルを食べるデメリット、気をつけたい点

過剰摂取に注意

たくさんのメリットがあるココナッツオイルですが、とはいえ油であり脂質なので、過剰な摂取に気をつけましょう。1日当たりに推奨される飽和脂肪酸の摂取量は約175kcalですので、ココナッツオイルのカロリーと計算すると20gになります。
ただし、ココナッツオイルの他にも肉や乳製品から飽和脂肪酸を摂取していると思うので、だいたい大さじ1杯(約12g)前後が適量くらいです。トーストに塗ったり炒め油として使ったり、使い道はたくさんありますが、過剰摂取にならないよう配慮してください。

匂いが気になる場合はココナッツオイルは精製されたものを選ぶ

ココナッツオイルにはエクストラバージンココナッツオイルと精製ココナッツオイルの二種類があります。炒め物など料理に使う場合は匂いが気になりますので、精製されたものを選んでください。匂いが少ないもの、または全く無味無臭のものが売られています。

他のオイルも適切に

また、ココナッツオイルの効果は必須脂肪酸を適切にバランス良く摂取できている状態の上での話です。ココナッツオイルを摂取しているから大丈夫と思わずに、同時に必須脂肪酸についても気をつける必要があります。
必須脂肪酸については以下の記事で詳しく解説しています。
http://h-gadgets.com/oil-safe-your-health/

ココナッツオイルを身体に使うメリット

保湿効果、抗菌作用

ココナッツオイルは肌や髪の毛の保湿にも有効です。中鎖脂肪酸のため分子量が小さいことと、抗菌作用によって肌が清潔に保たれるというのがその理由のようです。アトピーや慢性的な乾燥肌に悩まされていたという方もココナッツオイルを塗ることで改善したとの声もあり、それらに悩まされている人は試してみる価値がありそうです。

化粧品としては安価

何より、化粧品と考えるとかなり値段が安いです。500gのひと瓶が高くても2000円くらいですが、顔や腕などに塗っている分には1年くらい保つというコスパの良さです。

工夫次第で使い道いろいろ

塩を混ぜてスクラブにしたり、うがいをして病気の予防にしたりと幅広い活用方法がアメリカを中心にたくさん開発されています。冷やすと固形、温めると液体になる性質を生かして、日々新しい使い方を発見できるでしょう。

ココナッツオイルを身体に使うデメリット、気をつけたい点

ココナッツオイルを排水管に流すと、流したときは液体でも冷えると個体になり、排水管のつまりの原因になります。少量なら問題ないと思われますが、浴室で全身に塗った後やうがいをした後など、多量に流さないように気をつけて下さい。

まとめ

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いろいろなことに使えるココナッツオイル。なんだかよくわからないなあと思っていたのは、あまりにもいろいろなことに使えるからだったかもしれません。
料理用にと思って買っても、合わなければ身体に塗れば良いし、逆も然り。ぜひひと瓶、試してみたいですね。

オススメのココナッツオイル

ココナッツオイルはインターネット通販の場合、iHARBかアマゾンでの購入がお勧めです。iHARBとはアメリカからの個人輸入ができる通販サイトで、日本の店舗で買うより安く購入できますが、送料がかかります。
少量の場合はアマゾンでの購入が手軽で良いでしょう。

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参考リンク

(1)ダイエットに!ココナッツオイルの作り方 by ぷーこ1214 [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが228万品
ココナッツオイルを料理に使う!無味無臭ココナッツオイルとの出会い | Gluten Free Diet in Japan