米アップル社は昨年度公開した、iPhoneやApple Watchで収集した健康データを解析するアプリを作ることができる「ResearchKit」に続き、2016年4月に個人がiPhoneを使って治療や症状の管理ができるアプリを作ることができる「CareKit」を公開すると発表しました。
CareKitとは
米アップル社が2016年4月に公開するCareKitはヘルスケア・医療系アプリの開発者が誰でも利用出来るオープンソースソフトウェアです。医師、看護師や家族と情報を共有することができ、
CareKitに含まれる4つのモジュール
ケアカード
ユーザーが個々の服薬や治療のための行動予定をAppleWatchやiPhoneのセンサーを利用して自動的に把握し、記録できます。
症状と測定値トラッカー
ユーザーの症状と体感情報を簡単に記録できます。簡単なアンケート、症状の写真、iPhoneの加速度センサーとジャイロスコープを使った活動状況の記録を行えます。
インサイトダッシュボード
ケアカード内のアクションアイテムに対してどのように対処が効いているか、症状と紐付けてわかりやすく表示します。
コネクト
ユーザーが医師や治療チーム、家族と症状や治療や症状の変化についての情報を簡単に共有することができます。
どんな病気が対象?
基本的にはすぐに病状が変化し、生死を分けるようなものではなく、パーキンソン病や術後のモニタリング、家庭での健康モニタリング、糖尿病管理、メンタルヘルスや妊婦の健康モニタリングを上げています。
慢性的な、持病と言われるようなものが中心です。
公式サイト:Apple – Press Info – Apple Advances Health Apps with CareKit