見えない脳の状態を感知する、未来的デバイス「MUSE」がすごい

Pocket
LINEで送る

家庭用脳感知機器で自分の瞑想状態を記録できる新デバイス、「MUSE」がindiGOGOというクラウドファンディングサイトで目標金額の約2倍の資金を集め、商品化されている。
MUSE6

7つのセンサーで脳の状態を感知

「MUSE」はカチューシャをおでこにはめるようなデザインで、おでこに面するように5つ、耳にひっかける部分に左右1つずつで合計7つのセンサーで脳の状態を計測、専用アプリにBluetoothで送信して記録する。
MUSE2

瞑想中、雑念を監視

具体的には機器を装着して瞑想を始めると、雑念がわいてしまったときには風の吹く音が、瞑想に集中しすぎてアルファ波が出ているときには鳥の鳴き声で知らせてくれる。これが「見えない脳の状態」を計測しているすごさで、ユーザーは何か動きをしたわけではないのにその脳内の考えをMUSEが感知しているのだ。
MUSE5
ほかにもまばたきや目線の動きも感知する。
MUSE4

これからの活用に期待

正直、現在の「瞑想状態を記録する」だけでは有用性を感じるユーザーは少ないだろう。だが将来的にはこの脳波感知機能をゲームや家具の操作などに応用していく予定のようだ。また、すでに公式サイトには開発用キットが用意されており、自らプログラミングして活用できる。このMUSEは今後の可能性を大いに秘めている。
MUSE1
価格はamazonで295ドル(約36,000円)、ブラックとホワイトが選べる。