トイレ予測ウェアラブルデバイス「DFree」、発売に向けて着実に開発中

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昨年夏にREADY FORで資金調達に成功し話題になった、ユーザーのお腹に取り付けて排泄のタイミングを事前いお知らせしてくれるウェアラブルデバイス「DFree」がさらなる資金調達、トライアルの実施など発売に向けて着実に動いているようです。期待を込めて、紹介します。

「そろそろトイレに行く頃だよ」を教えてくれる

dfree
DFreeはキーホルダーほどの大きさのデバイスで、お腹に貼り付けるかバンドで固定して使います。DFreeは超音波センサーでお腹の中の様子を感知し、あと何分ほどでトイレに行く必要があるかをスマホに通知して教えてくれたり、アプリで確認できたりします。
お腹が弱く度々トイレに行きたい方や、「トイレに行きたい」と思い始めてから限界が近い方、身体が不自由でトイレに行くのに時間がかかってしまう方など、自分がトイレに行きたいと感じるよりも早くお知らせしてくれるので予めトイレに行く準備が可能なため長い時間我慢しなくて済むようになります。

まずは介護施設への導入を予定、トライアル中

介護施設での利用を想定した排尿予知の開発がすでに完了しており、現在トライアルを実施中です。2016年春頃にはトライアルを終えて介護施設向けに発売を開始したいと発表しています。
介護施設では入居者にこの排尿ケアDFreeを装着してもらうことで、介護者の無駄を減らし、できるだけ適切なタイミングで入居者のケアをすることが可能になります。また、データを収集することでより効率的な業務改善にも役立てられるということです。

追加資金調達、最大1.2億円

DFreeを開発するトリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(通称「NEDO」)の研究開発型ベンチャーを対象とした助成事業に「DFree」事業が採択され、最大7,000万円の助成金交付を受けることが可能になったと発表しました。
合わせて、ハックベンチャーズからも5000万円を第三者割当増資を受けており、期待の高さが伺えます。

一般への発売に期待

今のところは介護施設向けに限って商品化の予定が立っているようだが、これが成功すれば一般への発売への期待も高まります。
ただ、その介護施設向けのデバイスは排尿ケアに特化しているようですので、排便についての感知機能デバイスの完成も待ち遠しいですね。

追記(2016/09/26)クラウドファンディング支援金の返金について

クラウドファンディングのリターン提供が大幅に遅れているため支援金を返金するとの発表がありました。詳しくは下記の記事を参照ください。
http://h-gadgets.com/dfree_refund/