2015年8月現在の人気ヘルスケア/フィットネスアプリ(iOS)

2015年8月末現在のiOS AppStore ヘルスケア/フィットネスカテゴリのランキングを調査した。売上トップは2年前にリリースされたアプリ、依然Apple Watch対応、ヘルスケアアプリ対応は少なく、ユーザが普遍的な機能を持つアプリを求めている様子が窺える。 “2015年8月現在の人気ヘルスケア/フィットネスアプリ(iOS)” の続きを読む

iPhone / HealthKit対応の体温計・体重計で体調管理を手軽に

iOS 8でHealthKitが登場してからもうすぐ1年が経過する。iPhoneやApple Watchからも、脈拍や歩数などの一部の生体データは測定・集積していくことができるが、体温や体重、血圧など、健康管理をする上で重要なこれらのデータは、iPhone / Apple Watchからは測定することができない。そこで、HealthKitに対応した体温計・体重計などの測定デバイスの登場が期待されている。2015年8月現在の対応機器について調査した。 “iPhone / HealthKit対応の体温計・体重計で体調管理を手軽に” の続きを読む

眠れない原因を突き止める、睡眠記録デバイス「Sence」

睡眠中の動きを感知して記録する睡眠記録アプリが人気ななか、それを上回って音・明るさ・振動・ほこりなど様々な要因と睡眠の質を記録してくれるデバイス「Sence」がKickstarterのキャンペーンを成功させて商品化されている。※2018年3月追記あり “眠れない原因を突き止める、睡眠記録デバイス「Sence」” の続きを読む

ヘルスケア・フィットネス的「watchOS 2」でできるようになること

2015年6月にWWDC2015でAppleからwatchOS 2のを発表しました。このApple Watchのための新OSでその機能が大幅に向上する見込みです。その主な新機能は、これまで純正アプリやホーム画面でしか利用できなかった性能がサードパーティのアプリ(App storeでダウンロードするApple製以外のアプリ)でも利用できるようになること。そこで、その新OSによってヘルスケア・フィットネス関連で便利になりそうなことをその能力とともに紹介します。 “ヘルスケア・フィットネス的「watchOS 2」でできるようになること” の続きを読む

Apple Watch対応アプリ1万本突破!発売後3ヶ月間のアプリ本数増加を振り返る。

Apple Watch 発売から3ヶ月

Apple公式からのApple watch販売台数は未だ発表されていませんが、対応アプリ数はアプリストア情報データベースApp Annieが不定期に発表しているデータをもとに考察していきたいと思います。データには日本語未対応アプリも含まれます。

4月下旬発売当初 約3,000本

4月22日の発売直後に発表されたデータによると対応アプリは3,061本で、その12%が仕事効率化アプリで最も多く373本でした。ヘルスケア・フィットネスとライフスタイルがそれぞれ7%でした。

6月初旬、発売から約1ヶ月後 約6,000本

発売後約1ヶ月、6月8日に発表されたデータによると対応アプリは6,352アプリで、アプリ数が倍増していることがわかります。そのカテゴリーの分布は多い順に以下の通りです。

  1. ユーティリティ(12%) – Calcbot(計算機)、iSafe PRO(高機能パスワード付きフォルダ)、Dreamdays(日付カウントダウン)など
  2. ゲーム(10%) – Real Racing 3(レース)、Modern Combat 5(銃撃)、たまごっち(育成)、Minecraft Skin Studio Encore(イラスト)など
  3. 仕事効率化(8%) – Evernote(高機能メモ)、Keynote(書類作成管理)、Keeper(パスワード管理)、Timesheet(作業時間記録)
  4. ライフスタイル(7%) – ヤフオク(オークション)、amazon(買物)、Tinder(友人探し)、Day One(日記)、Koyomi(カレンダー)
  5. ヘルスケア・フィットネス(7%) – COCOLOLO(ストレス判定)、Runtastic PRO GPS(ランニング記録)、Strava Running and Cycling(ランニング記録)、7 Minute Workout Challenge(トレーニング)

ユーティリティ、仕事効率化、、ゲーム、ライフスタイルではニュースの通知のみの対応が多いようです。メモや商品の検索といった機能もあるようですが、小さなApple Watchの画面で操作するよりはiphoneを出したほうが早い・・・という意見もチラホラ聞こえます。ゲームではニュースの他にアイテムの入れ替えやマップ確認など、iphoneのサブ画面として利用できるようなものが複数ありました。たまごっちのような放置育成ゲームは手軽さ、大きさ的にApple Watchとの相性が良さそうなものの、他の追随は未だ出てきていません。

7月中旬現在、ついに大台、1万本突破

7月のデータはApp Annieから発表されていないので詳しいデータはありません。が、iphoneのApp Storeで「Apple Watch」と検索することで現在の対応アプリ数を調べることができます。その結果、
AppleWatch
 
10,064本のアプリがヒットしました。ついに対応アプリ数が1万を突破したのです。App storeには100万超のアプリが登録されていますので、これでやっと1%ということになります・・・というと若干スケールがダウンしましたが、好調なスタートダッシュだったと言ってよいのではないでしょうか。

まとめ

watchOS 2の発表、予約なしの店頭・ネット販売開始と落ち着いてきたところに少しずつ次のステップが見え始めているApple Watch。超小型カメラが搭載された次世代の噂までありました。まだまだ開発側も使う側も手探り状態ですが、このままみんなで右往左往しながら新しい未来を創っていくのが面白いのではないでしょうか。

参考サイト

2015年7月現在の人気ヘルスケア/フィットネスアプリ(iOS)

Apple Watchの発売から3ヶ月、話題は落ち着いてきたが新しい対応アプリは出てきただろうか?また、連日の猛暑で寝苦しい・・・ということで睡眠導入アプリのダウンロードが上がっているかも?そんな2015年7月の人気ランキングは下記、android版は2015年7月現在の人気健康&フィットネスアプリ(android)を参照してください。

有料アプリランキング

  1. 睡眠アプリ – 睡眠導入アプリ。聴くことで入眠しやすくなる音を再生。他にも集中できる音、リラックスできる音なども。
  2. 7分間エクササイズ – 一回7分のエクササイズメニューを動画とタイマーでアシストしてくれる。成果をカレンダーに記録、ごほうび機能で続けられる、と評判。Apple Watch対応。
  3. Sleep Cycle alarm clock – 目覚め支援。加速度センサーを使って睡眠中の体の動きを分析。目覚めやすいタイミングでアラームを鳴らし起こしてくれる。
  4. Runtastic PRO GPS ランニング&ウォーキング – ランニング、ウォーキングのサポートアプリ。運動の計測/記録に加え、ペースなどを音声で確認できる機能も。SNS共有機能あり。Apple Watchに対応。
  5. Runtastic Road Bike PRO GPS サイクルコンピュータ – サイクリング用ロガー。SNS共有機能あり。
  6. Runtastic Sit Ups PRO 腹筋カウント&筋力トレーニングプラン – Runtasticシリーズの腹筋版。加速度センサーによる腹筋カウントと徐々に難易度と腹筋回数が上がっていくプログラムで腹筋連続100回を目指せる。
  7. ねむりの木にすむウィックル 睡眠導入サポートと目覚まし – 6月リリースの睡眠導入用アニメーションと音声、睡眠記録、目覚ましなど。海外の絵本のような可愛いウィックルというキャラクターが特徴。
  8. カロリー管理(痩せるアプリ) – カロリー記録、計算アプリ。写真の記録、SNS投稿、忘れ防止アラーム、外食店カロリー検索など便利機能満載。
  9. Runtastic Push Ups PRO 腕立て伏せカウント&筋力トレーニングプラン – Runtasticシリーズの腕立て伏せ版。接近センサーか鼻での画面タッチで腕立てカウント、その他内容は腹筋版とほぼ同様。
  10. 3D視力回復 – 3Dステレオグラムを利用して、視力回復をはかる。

7分間エクササイズが5月9位から急上昇の2位。360円のアプリ購入以降、課金の必要がない点もダウンロードに加速をかけているのかも。iOS / Android共に人気のRuntasticシリーズは腕立てに続き腹筋もランクイン。シンプルな内容と手軽な値段が受けている。ランニング&ウォーキング以外は未だApple Watch未対応。また、他の無機質な睡眠アプリと一線を画した可愛いデザインとキャラクターで女性に癒しを与える「ねむりの木にすむ〜」がリリース1ヶ月でランクインし、今後のヘルスケアアプリのデザインに一石を投じた。

無料アプリランキング

  1. 絶対やせる!パーフェクトダイエット – ダイエットに関するニュースや豆知識が日々配信される。おしゃれな雑誌風UI。カロリー、糖質リストも。
  2. ルナルナLite – 生理周期管理。パスコードロック機能付き。
  3. Sleep Meister – 睡眠サイクルアラーム Lite – 睡眠記録/起床サポート。SNS連携機能あり。
  4. ラルーン – 生理周期管理。女性向けコラムや悩み相談コンテンツあり。
  5. 超簡単ダイエット!おでかけマイメロディ 痩せる歩数計アプリ – 7月リリース、歩数計。歩数と距離に加え体重、体脂肪、消費カロリーを記録。パスコードロック機能付き。目標を達成するとマイメロディがアプリ内でお出かけする。
  6. シンプル・ダイエット 〜 記録するだけ!かんたん体重管理 〜 – 体重管理。SNS共有機能、暗証番号ロック機能あり。
  7. どこでもミラー 300万人愛用 便利な鏡アプリ – インカメラを利用しiphoneが鏡に。占い機能付き。
  8. 簡単ダイエット!おさんぽハローキティ-自動で歩数・カロリー計算に体重管理で簡単に記録!楽に痩せるHello Kittyの歩数計アプリ- 無料 – 歩数計。運動を記録、歩数がたまるとレアキティを当てることができる。
  9. もぐたんのダイエット記録 – カロリー、体重記録。ユルキャラのもぐたん(くま)とスタンプを選んで食事を記録できる。
  10. リズム手帳〜生理日・排卵日予測ができるヘルスケアアプリ – 生理周期管理。きせかえできるスケジュール管理カレンダー。パスコードロック付き。

Apple Watch対応はランクインなし。サンリオのキャラクター歩数計アプリシリーズが可愛いと女性に人気。ニュースアプリ人気がヘルスケア界にも影響してかパーフェクトダイエットが初の1位に。

トップセールスランキング

  1. 食べて痩せるダイエット – あすけん(かんたん食事記録でカロリー計算&ダイエット!体重管理・カロリー管理ができるダイエットアプリ) – 食事を記録すると、栄養士からアドバイスをもらえる。プレミアムサービスは月額制。プレミアムサービスには、途中アドバイス機能(朝食・昼食などだけでもアドバイスを確認できる)、マイメニュー機能がある。Runtastic PRO GPS ランニング&ウォーキング Apple Watch対応。
  2. Runtastic PRO GPS ランニング&ウォーキング – ランニング、ウォーキングのサポートアプリ。運動の計測/記録に加え、ペースなどを音声で確認できる機能も。SNS共有機能あり。Apple Watch対応。
  3. 睡眠アプリ – 睡眠導入アプリ。聴くことで入眠しやすくなる音を再生。他にも集中できる音、リラックスできる音なども。
  4. 栄養と料理 – 同名の月刊雑誌の電子版。バックナンバー、定期購読がアプリ内課金で購入できる。
  5. Endomondo ランニング、サイクリング、ウォーキング、GPSを利用したフィットネストレーニングのトラッカーとパーソナルコーチ – 無料アプリでできるトレーニング記録を月額制プレミアムで月毎、年毎に統計するなどの機能が拡張される。年間利用料で課金した場合、月ごとの月額課金に比べておよそ半額。Apple Watch対応。
  6. 7分間エクササイズ – 一回7分のエクササイズメニューを動画とタイマーでアシストしてくれる。成果をカレンダーに記録、ごほうび機能で続けられる、と評判。Apple Watch対応。
  7. Runtastic Six Pack – Runtasticシリーズの腹筋トレーニングアプリ。Apple Watch対応。
  8. Runtastic Road Bike PRO GPS サイクルコンピュータ – サイクリング用ロガー。SNS共有機能あり。
  9. Noomコーチ:ダイエットのための食事や運動、体重記録、万歩計付アプリ – こちらも食事内容などから専門コーチによるダイエットのアドバイスをもらえる。月額制。iOS 8のヘルスケアアプリケーションと同期。Apple Watch対応。
  10. 寝たまんまヨガ 簡単瞑想〜リラックスした睡眠で不眠解消〜 – トップインストラクターの指導音声を聞きながら寝た体制でできる簡単なヨガ。好みのプログラムごとに課金購入できる。

月額が年間利用すると約半額になる5位Endomondoが初ランクイン、勝負に出たこの施策が功を奏しているようだ。10アプリ中4アプリが月額制。

まとめ

先月に引き続きRuntasticシリーズのランキング入りが多く、そのネームバリューで複数のアプリをダウンロードしているユーザーも多そう。キャラクター歩数計(マイメロディ歩数計)やダイエット特化型ニュースアプリ(パーフェクトダイエット)など新しいコンテンツのアプリが注目される一方で、ねむりの木のウィックルのような既存コンテンツでありながら新しいビジュアルでヒットしているアプリも見逃せない。
残念ながらここにきてApple Watch対応アプリの増加が頭打ちになっている印象。もしくは対応アプリは出ているもののApple Watchユーザーの数が少なく、埋もれている可能性が高い。

先月

2015年5月現在の人気ヘルスケア/フィットネスアプリ(iOS)

2015年5月現在の人気ヘルスケア/フィットネスアプリ(iOS)

4月にはついにApple Watchが発売された。Apple Watchには心拍センサー等が搭載されており、ヘルスケア/フィットネス分野での活用が期待される。実際、すでにApple Watchに対応しているアプリも数多くリリースされている。ランキングへの影響を見てみよう。

有料アプリランキング

  1. 睡眠アプリ – 睡眠導入アプリ。聴くことで入眠しやすくなる音を再生。他にも集中できる音、リラックスできる音なども。
  2. 3D視力回復 – 3Dステレオグラムを利用して、視力回復をはかる。
  3. Runtastic PRO GPS ランニング&ウォーキング – ランニング、ウォーキングのサポートアプリ。運動の計測/記録に加え、ペースなどを音声で確認できる機能も。SNS共有機能あり。Apple Watchに対応。
  4. Sleep Cycle alarm clock – 目覚め支援。加速度センサーを使って睡眠中の体の動きを分析。目覚めやすいタイミングでアラームを鳴らし起こしてくれる。
  5. Runtastic Road Bike PRO GPS サイクルコンピュータ – サイクリング用ロガー。SNS共有機能あり。
  6. Runtastic Heart Rate PRO 心拍計で健康管理 – iPhoneのカメラを使って心拍数を計測・記録するアプリ。テレビ番組で紹介されたことにより、急浮上した模様。なお、Apple Watchには現時点では未対応。
  7. Runtastic Push Ups PRO 腕立て伏せカウント&筋力トレーニングプラン – Runtasticシリーズの腕立て伏せ版。
  8. Runtastic 自宅で気軽にフィットネスパック – Runtasticシリーズのバンドルパッケージ。Push Ups, Sit Ups, Squats, Pull Upsが含まれる。
  9. Quick Fit – 7 Minute Workout – 7分間のエクササイズ。Apple Watch対応。
  10. FitPort ヘルス&フィットネスダッシュボード – 歩数、歩いた距離等の表示。アプリ自体は計測は行わず、iOS ヘルスケアアプリのデータを表示している。

上位5アプリは大きな変動はなかったが、3月に比べRuntasticシリーズのランクインが増えた。RuntasticシリーズはiOS / Android共に人気。Apple Watch対応アプリはまだ少ない。Runtasticシリーズではランニング&ウォーキングだけが対応。

無料アプリランキング

  1. ゆるっとダイエット カナヘイの体重管理アプリ – 新登場。カナヘイという女性に人気のイラストレーターのキャラが登場するダイエット管理アプリ。
  2. レコダイエット-食事のカロリー記録で簡単ダイエット – 体重管理。ロック機能あり。
  3. ルナルナLite – 生理周期管理。パスコードロック機能付き。
  4. ラルーン – 生理周期管理。女性向けコラムや悩み相談コンテンツあり。
  5. どこでもミラー – 鏡。相手からみえる自分を確認できる。
  6. 簡単ダイエット!おさんぽハローキティ-自動で歩数・カロリー計算に体重管理で簡単に記録!楽に痩せるHello Kittyの歩数計アプリ- 無料 – 歩数計。運動を記録、歩数がたまるとレアキティを当てることができる。
  7. シンプル・ダイエット 〜 記録するだけ!かんたん体重管理 〜 – 体重管理。SNS共有機能、暗証番号ロック機能あり。
  8. Sleep Meister – 睡眠サイクルアラーム Lite – 睡眠記録/起床サポート。SNS連携機能あり。
  9. Runtastic GPS ランニング&ウォーキング運動記録アプリ – ランニング、ウォーキングのサポートアプリの無料版。Apple Watch対応。
  10. Walker – 歩数計 Lite – 歩数計アプリ。GPSトラッキングにも対応。

Apple Watch対応はRuntastic GPSのみ。珍しく歩数計アプリが10位にランクイン。

トップセールスランキング

  1. Runtastic PRO GPS ランニング&ウォーキング Apple Watch対応。
  2. 睡眠アプリ
  3. 3D視力回復
  4. 食べて痩せるダイエット – あすけん(かんたん食事記録でカロリー計算&ダイエット!体重管理・カロリー管理ができるダイエットアプリ) – 食事を記録すると、栄養士からアドバイスをもらえる。プレミアムサービスは月額制。プレミアムサービスには、途中アドバイス機能(朝食・昼食などだけでもアドバイスを確認できる)、マイメニュー機能がある。
  5. Runtastic Road Bike PRO GPS サイクルコンピュータ
  6. Noomコーチ:ダイエットのための食事や運動、体重記録、万歩計付アプリ – こちらも食事内容などから専門コーチによるダイエットのアドバイスをもらえる。月額制。iOS 8のヘルスケアアプリケーションと同期。
  7. RunKeeper ランニングもウォーキングも GPS 追跡 – 運動ロガー。SNS共有機能あり。Elite(月額制有料課金)では、パーソナライズされたガイドが得られる。Apple Watch対応。
  8. Cyclemeter GPS – サイクリング用アプリ。Apple Watch対応。
  9. Tarzan magazine – 雑誌Tarzanの定期購読アプリ。5月時点で最新版の表紙はドラゴンボール。
  10. Runtastic Six Pack – Runtasticシリーズの腹筋トレーニングアプリ。Apple Watch対応。

トップセールスランキングでも、Runtasticシリーズが上昇。他の二つのランキングと比較すると、Apple Watch対応アプリが多い。

まとめ

全体的にRuntasticシリーズのランキング上昇が顕著。上位5アプリの人気は固く、一方でそれ以下のアプリは若干入れ替わりが激しい。
Apple Watch対応アプリはエクササイズ関連アプリでランキング上でも増えてきたが、まだ全体でみると非対応アプリのほうが多い。エクササイズ関連以外でApple Watchを活用した事例はまだランキングには登場せず。セールスランキングではApple Watch対応アプリが多いが、Apple Watch対応が課金モチベーション向上に寄与しているかどうかはまだ読み取れない。まだApple Watch自体の出荷台数が少ないこともあり、来月以降どのように遷移していくか見ていきたい。

今更聞けない、iOS 8のHealthKit/ヘルスケアとは

iOS 8からOSにヘルスケアアプリケーションが追加され、同時に開発者向けにHealthKitが提供された。(AppStoreに「ヘルスケア」カテゴリがあるが、「ヘルスケアアプリ」はOSに最初からインストールされているApple純正のアプリ(下の画像)。紛らわしい。)
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ヘルスケアアプリを使うと、運動の記録や各種対応デバイスを通じて計測された身体情報などのユーザの健康に関する情報を一元管理できる。

歩数・体温・心拍数…健康状態のモニタリング

歩行データとくにアプリの設定や対応デバイスを用意しなくても、iPhone自身のセンサーを使った歩数の計測データは自動的に蓄積されている。アプリを起動するとすでに過去の歩行データが記録されていて、見ると面白い。
iPhone単体では歩数データしか自動的には記録されないが、他のデバイスを通じて歩数以外のデータも記録していくことができる。例えばApple Watchを連携させれば、Apple Watchの心拍センサーを使って心拍数を記録できる。
Apple以外のデバイスでも、HealthKitに対応したデバイスであれば、各種データをヘルスケアアプリ内に記録していけるようだ。2015年4月にいよいよ発売されるSwaive Thermometerという体温計はHealthKitに対応しており、計測した体温をヘルスケアアプリに記録できる。体温計以外にも、今後HealthKitに対応した体重計や血圧計が発売されれば、今までは不可能だった詳細な健康状態のモニタリングが可能になりそう。
また、体温、体重、身長などの各種データは、対応デバイスを使わなくても数値を直接入力して記録していくこともできる。
なお、運動に関するデータとしてはジムのマシン(トレッドミルなど)のデータの連携が期待されるが、2015年3月末現在残念ながら直接対応しているマシンはまだほとんどないようだ。

 サードパーティのアプリ連携

iPhoneや各種デバイスを使って集めた健康状態に関するデータはHealthKitに対応したサードパーティアプリから参照したり、アプリ側からデータを記録することもできる。健康に関するデータをアプリ毎に分けて管理するのに比べ、一元管理できることでより深い分析が可能になることが期待される。開発者視点では、HealthKitに対応することによりアプリリリースより前のデータにアクセスできることで、新規ユーザを獲得しやすくなるというメリットがあるかもしれない。
iOSのヘルスケア関連アプリのトップセールスを分析してでてきた、「専門家のアドバイスがもらえる」サービスは、HealthKitと連携してサービス側(専門家)が様々なデータを参照できるようになれば、今後よりサービスができることの幅が広がっていくだろう。
なお、HealthKit対応アプリでも、データにアクセスする際にはユーザの「許可」が必要となるため、自分で許可してしまわない限り、不審なアプリに気づかず勝手にデータを見られるような心配はないようだ。

プラットフォームとしてのヘルスケア/HealthKit

ヘルスケアアプリ/HealthKitで健康情報が一元管理され、今まで実現できなかった健康管理ができるようになるのはユーザにとって決して悪いことではない。問題は、ヘルスケアアプリ/HealthKitは基本的にAndroidなどの他のOSで使用できないことだ。過去の健康データを他のOSのアプリに移行したい時、全くデータが移行できないということはないかもしれないが、おそらく移行できるデータは限定的になるのではないだろうか。もちろん、だからといってヘルスケア/HealthKitを使わないほうがいいという理由にはならないが、頭の片隅には入れておいたほうがいいかもしれない。逆に言うと、ヘルスケア/HealthKitが今後スタンダードになればなるほど、Appleにとってはユーザを囲い込む非常に強い武器になりそうだ。
同時に、Appleによるコントロールを嫌いHealthKitに対応させない方針をとるメーカーや、AndroidのGoogle Fitなど、他の共通プラットフォームを作ろうとする動きも出てきそうだ。何かしらの同じような機能が搭載される可能性は高い。ちょうどカーナビにおけるCarPlayとAndroid Autoのように。なお、車メーカーは当面はCarPlayとAndroid Autoの両対応の方針が主流になりそうだ。

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